当院では横浜市乳がん検診・子宮がん検診を同日に受診できます
各検査を女性専門医(乳腺専門医・産婦人科専門医)が担当します。
(月曜日〜土曜日)
子宮頸がん検診
横浜市子宮頸がん検診
検診の種類 | 受診回数 | 対象者 | 費用 | 検査項目 |
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子宮頸がん | 2年度に1回 | 20歳以上で職場など他で受診機会のない女性の方 | 細胞診検査:1,360円 | 細胞診検査 |
追加オプション検査
項目 | 料金 |
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婦人科超音波検査 | 5,500円 |
※医師が必要と判断し、より詳細な検査などを、保険による診療としてあわせて行う場合、上記の金額に追加で費用が掛かる場合があります。
※適正な受診間隔(年度内に2回受診した場合など)をあけずに受診した場合は、全額自己負担していただく場合があります。
※検診の結果、「要精密検査」になった場合は、精密検査は保険診療になるため費用負担があります。
費用が免除になる方
※検診を受けた後に費用の免除はできませんのでご注意ください。
以下に当てはまる方は免除対象者になります
- 70歳以上の方(年齢が確認ができるもの(健康保険証など)を検診時にご提示ください)
- 後期高齢者医療制度が適用される方(後期高齢者医療被保険者証を検診時にご提示ください)
- 生活保護世帯の方(休日・夜間等診療依頼証を検診時にご提示ください)
- 中国残留邦人等支援給付制度を適用される方(本人確認書を検診時にご提示ください。)
- 市民税県民税の非課税世帯、均等割のみ課税世帯の方
クーポン対象者
子宮頸がん検診無料クーポン券対象者
年齢 | 生年月日 |
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20歳 | 昨年度4月2日~今年4月1日 |
※横浜市在住ではない方は横浜市の検診を受診する事はできません。
※公費適用対象でない方の検診は自費となります
※該当の症状がない方の保険適用はできません。(不正請求となり処罰の対象となります)
自費子宮がん検診
項目 | 料金 |
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子宮頸がん検診 | 6,600円 |
子宮頸がん検診+婦人科超音波 | 12,650円 |
子宮体がん検診+婦人科超音波 | 13,750円 |
子宮頸がん+子宮体がん+婦人科超音波 | 20,350円 |
子宮体がん検診は全員の方へはお勧めしておりません
以下の方はご検討ください。
子宮体がんリスクのある方…好発年齢40~60代の方、身内に子宮体がんの方がおられる方、BMI25以上の方
迷われる方は、医師とご相談頂けます。
検査の流れ
- STEP 01婦人科診察室で医師の問診があります
- STEP 02内診室で下着を脱いでいただきます
- STEP 03内診台に乗ります
- STEP 04医師が膣鏡を用いて子宮頸部の細胞を採取します
- STEP 05内診をします
- STEP 06経腟超音波をします(ご希望がある方のみ)
できるだけリラックスしていただき、力を入れずにお過ごしいただけると痛みや違和感が少なく検査ができます。
子宮頸がん検診のみの場合、内診台に上がってから降りるまでの時間は数分です。
超音波検査まで含めても5分程度です。(若干の個人差はあります)
子宮頸がん検診Q&A
何歳から受けられますか?閉経後は受けなくてもいいですか?
横浜市子宮頸がん検診は、20歳以上が対象です。閉経後の方も検診を受けることをお勧めいたします。
検診を受ける時期は?
生理中を避けて受診してください。出血があると正確に診断するのが難しくなる可能性があるためです。また、おりものの異常やかゆみがある場合も同様です。症状が改善してからの検診をお勧めします。
「子宮がん」の症状は?
子宮頸がんの初期は無症状であることが多く、検診で初めて見つかることがほとんどです。進行すると痛みや不正出血、性交時の出血などが生じます。子宮体がんの症状の多くは不正出血です。
「子宮頸がん」になりやすい因子は?
主な原因はヒトパピローマウイルス(Human Papilloma-virus:HPV)の感染です。その他には喫煙、初交年齢が若い、セックスパートナーが多い、多産、経口避妊薬(ピル)の長期内服などがあります。
「子宮体がん」になりやすい因子は?
エストロゲン(女性ホルモン)の長期的な刺激が関係するといわれています。閉経前後、月経不順・排卵障害、妊娠したことがない、肥満、乳がん術後のホルモン剤使用などがあります。
ヒトパピローマウイルス(HPV)、HPVワクチンってなんですか?
人の皮膚や粘膜に感染するウイルスで、性交渉で感染することが知られています。100種類以上ありますが、特に子宮頸がんの発生に関係すると言われている14種類(16、18、31、33、35、39、45、51、52、56、58、59、66、68)をハイリスク型と呼んでいます。
現在日本で接種されているサーバリックスとガーダシルというHPVワクチンは、上記の16型と18型の感染を予防します。ガーダシルは尖圭コンジローマの原因となるHPV6型と11型の感染も予防することができます。
HPVワクチンを接種しました。検診は不要ですか?
HPVワクチンを接種してHPV感染を予防することは大事ですが、子宮頸がんを100%予防できるわけではありません。がんを早期発見・早期治療するために、検診を受けていただくことも大切です。
日本での子宮頸がん
子宮頸がんには年間約1万人がかかり、約2800人の方が亡くなっています。 患者数・死亡者数ともに増加傾向にあり、50歳未満の若い世代での増加が問題となっています。30歳代で治療が必要となる場合、妊娠出産が難しくなることもあり得ます。
子宮頸がんの発生要因
子宮頸がんの95%以上はヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルス感染が原因と言われています。人の皮膚や粘膜に感染するウイルスで、性交渉で感染することが知られています。100種類以上ありますが、特に子宮頸がんの発生に関係すると言われている14種類(16、18、31、33、35、39、45、51、52、56、58、59、66、68)をハイリスク型と呼んでいます。
HPVワクチン
前述のハイリスク型HPVのうち、特に原因となることが多いHPV16型と18型の感染を防ぐためのワクチンが、HPVワクチンです。
2価ワクチン(サーバリックス)と4価ワクチン(ガーダシル)、9価ワクチン(シルガード)があります。
後者は、尖圭コンジローマの原因となりうるHPV6型、11型の感染も予防します。
すでに感染している場合の治療効果はないため、感染前(初交前)の接種が最も効果的です。推奨されているのは10~14歳、次いで15~26歳での接種です。
なお、当院では公費でガーダシル、シルガードを取り扱っております。
横浜市在住の小学校6年生から高校1年生までの方は公費接種が可能です。
日本人女性の子宮頸がん予後
2013年診断例の子宮頸がんの5年相対生存率
子宮がん検診
子宮がんとは
子宮は洋梨を逆さまにしたような形をしています。上部の膨らんだ部分を体部(たいぶ)、下部の細い部分を頸部(けいぶ)と言います。 体部は妊娠中に赤ちゃんが育つ場所、頸部は産道の一部となる場所です。 体部にできるがんが「子宮体がん」、頸部にできるがんが「子宮頸がん」です。
子宮がん検診では、医師による問診・視診・細胞診(ブラシなどでこすって細胞を採取する検査)を行います。
通常は子宮頸部のみの細胞診(頸がん検診)を行いますが、問診で体がん検診が必要と判断され、かつご本人の同意が得られた場合は同時に体部の細胞診(体がん検診)も行います。
以下に当てはまる方はお申し出ください
- 性交渉の経験がない方
- 妊娠中、または妊娠の可能性のある方
- 不正出血のある方
- 子宮摘出術を受けた方
- 今までに子宮がん検診で「異常あり」と言われたことのある方