スタッフブログ

BLOG

脱毛症のケアについて

2023.10.07

髪の毛やムダ毛はケアを気にされている方も多い箇所です。
年齢やお薬、妊娠とともに昔と髪質や量が変わったと感じられることも多いと思います。
毛髪は量が多すぎて困ったり、年齢とともに減ってちょうどよくなったり、減りすぎたりコシが強すぎたり弱すぎたり、生えてほしくないところに生えてきたり、と気にするとなかなか思うようには行かない箇所でもありますが医療である程度コントロールすることが可能です。生えてほしいところにはお薬やLEDで発毛,生えてほしくないところにはレーザー脱毛で対応が可能です。今回は脱毛症についての発毛のご案内をさせていただきます。

① 髪の毛(頭)のライフサイクル

どのように毛髪は作られ、どのようなサイクルで生えかわっていくのでしょうか。毛髪の周期は休止期→成長期→退行期を繰り返します。
女性の髪の毛は5年ほど成長期にあり成長し抜けていきます。毛根に血液が栄養素を運ぶことによって毛母細胞が髪の毛を作ります。頭の髪の毛は80パーセントが成長期にあり最も活発に細胞分裂を起こしています。この成長期の期間が短くなってしまうと十分に伸びずに抜け落ちていき髪の毛が減ってしまいます。
また、栄養や血流がたりないとコシのない弱い髪の毛ができます。

① 髪の毛をつくる栄養素

髪の毛や爪はおもにケラチンという物質でできておりコシやハリのもととなります。栄養素としてはケラチンの原料となるアミノ酸、特にシスチンやメチオニン、それを支える亜鉛や鉄、ビタミンBやCが重要です。シスチンには髪の毛や皮膚を丈夫にする作用が、メチオニンは、シスチンの生成に必要なアミノ酸となるので、ケラチンの生成には欠かせません。シスチンは年齢とともに生成する量が低下するので積極的に摂取しましょう。
シスチンを多く含む食材にはブロッコリーやマグロなどの魚介があります。メチオニンは貝類や緑黄色野菜に多く含まれています。また、亜鉛は代謝や細胞分裂に必要でケラチンを生成する際にも必要です。魚介類や卵黄・乳製品などに多く含まれています。ビタミンB2やB6は、代謝を活発化させて毛母細胞の分裂を促進する作用があります。また、ビタミンCはタンパク質の生成に必要な栄養素であるのと同時に、亜鉛の吸収もサポートしてくれます。そのため、健康な髪の毛を維持するためには欠かせない栄養素です。

② 髪の毛をつくる環境 女性ホルモンや薬剤による影響

女性ホルモンにはエストロゲンやプロゲステロンがあります。ともに髪を作り、成長期を維持するのに必要なホルモンです。女性ホルモンは20代-30代前半をピークに徐々に減少していきます。また、妊娠でも変化をします。その変化にともなって髪の毛を作る力や成長期を維持する力も低下していき毛髪のサイクルが短くなり十分に伸びずに太さやコシも育たないまま抜け落ちてしまいます。女性型脱毛症の原因です。毛髪の減少や髪が細くなったりコシがなくなってしまう原因は栄養不足や女性ホルモンの低下による成長期の短縮、また化学療法も原因となります。化学療法で使われる抗がん剤は分裂が活発な細胞に強く影響するため細胞分裂の活発な毛母細胞に作用して毛髪の生成を邪魔します。

③治療法

減ってちょうどよい量になることもありますが減りすぎてしまったと感じたとき、クリニックで積極的にコントロールしたい場合には
・サプリ 生成に必要な栄養を補給します。【Ogshi】日本人向けに開発されたサプリのご用意があります。
・血流上昇 LEDを照射します。【ヒーライト】
・外用薬 ミノキシジル(注:心疾患のある方はご使用になれません)【Rogaine】
があります。内服薬も発売されていますが経験上、生えてほしくないところからも毛が生えてきてしまうため、はやしたいところにのみ効果のある外用薬を当院ではご用意しています。ミノキシジル外用薬には2%と5%がありますが、かぶれる方もいらっしゃるためまずは2%から推奨していますがある程度脱毛が進んでいる方には5%が推奨されています。

詳しくはこちら
ご希望の方は皮膚科・美容皮膚科にご相談ください。

*現在キャンペーン中です。数量に達し次第終了します
・ロゲイン2%3本ご購入につき、医療用LEDヒーライト3回(10,800円相当)をプレゼント
・毛髪サプリメントOgshi(おぐし)3箱ご購入につき、医療用ヒーライト3回(10,800円相当)をプレゼント